第3世代携帯電話の標準規格

データ伝送

自動車電話を起源とする携帯電話は、 第1世代携帯電話、第2世代携帯電話、第3世代携帯電話へと発展していきました。 第1世代携帯電話はアナログ携帯電話であり、第2世代と第3世代携帯電話はデジタル携帯電話です。

第1世代では、周波数分割多元接続 (FDMA)を使用します。 第2世代携帯電話は時分割多元接続(TDMA)を使用します。 第3世代携帯電話の第2世代との違いは、大容量高速通信が可能になっていることです。そのため、電話通話だけでなく、静止画像情報などのデータ伝送まで行うことができます。


規格は二種類

携帯電話通信

第1世代、第2世代携帯電話には国際的な標準規格がありませんでしたが、 第3世代携帯電話を開発するにあたって、 国際電気通信連合(ITU)は、 IMT-2000を国際標準規格として策定しました。

もっとも、標準規格の統一があったわけではなく、IMT-2000は、 使用する通信方式などの違いによって、5種類の規格に分かれています。

特に多元接続の方式を第2世代携帯電話と同じTDMAにするのか、 新しい技術であるCDMAにするのかで、大きく2つに分けられます。 IMT-2000の規格では、第3世代携帯電話の通信速度は、 ブロ一ドバンド並みの速度である、2Mbpsに定められています。

ただし、それは、利用者が室内に静止して携帯電話を使った場合のデータ伝送速度であり、 たとえば歩きながら使った場合のデ一タ伝送速度は384Kbps、 たとえば乗り物に乗りながら使った場合は144Kbpsになります。 とはいえ、第2世代携帯電話(PDCの場合)の9.6Kbpsに比較すると、 遥かに高速です。


第3世代携帯電話(IMT-2000)は、通話用の電話機にとどまらず、 いわゆるモバイル端末として、データの送受信を目的として開発されたものであるといえます。

そして、第3世代携帯電話と次の第4世代の間を埋める3.5世代携帯電話も実用化されています。

3.5世代携帯電話は、第3世代と同じインフラを使うことができ、 W-CDMAのデータ通信を最大約14Mbpsに高速化するための規格であるHSDPASを採用しています。

HSDPAはW-CDMAの改良版であり、元の規格のうち、 パケッ卜通信を高速化、高効率化する部分だけを改良したものです。 そのため、第3世代からのシステムの改修が容易になっています。

第3世代携帯

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