多元接続のしくみ

携帯電話のシステム1

携帯電話のシステムでは、一つの基地局の通信範囲で、 同時に複数の利用者がそれぞれの携帯電話機を使った通話が可能です。 それは、固定電話の多重化の技術と同様の多元接続(マルチプルアクセス)という技術を使っています。 当初、携帯電話はアナログ携帯電話が中心で、 多元接続には、周波数分割多元接続(FDMA)が使われていました。 携帯電話で使われる電波の周波数は、 ある程度の帯域の幅の中で使われています。 そして、周波数分割多重化のように、 携帯電話機ごとに別々の周波数を割り当てます。


TDMAについて

デジタル携帯電話

その後、デジタル携帯電話が携帯電話の主流になると、 多元接続には時分割多元接続(TDMA)が使われるようになりました。 TDMAは、時分割多重化のように、同じ周波数のなかで、 一定の時間ごとに分割された電波をひとつひとつの携帯電話機に割り当てる方式で、 ひとつひとつの携帯電話機が時間をずらして同じ周波数の電波を使用します。 TDMAでは、携帯電話機が一定の時間ごとに一定の時間の間だけ電波を断続的に送信します。 これらの時間は非常に短く、例えば、PDCと呼ばれる技術を使っている日本のデジタル携帯電話の場合、 20マイクロ秒に1度、6.6マイクロ秒だけ電波を送信しています。


携帯電話のシステム2

携帯電話のシステムでは、一つの基地局の通信範囲で、 利用者が発した音声は、送信を待機している時間に、 携帯電話機のメモリにいったん溜め込んでから、 送信の時間になってから一度に送り出します。 ある携帯電話機が送信を待機している時間帯を、 別の携帯電話機が電波を送り出す時間として使うことで、 その時間で複数の携帯電話機が使用できます。


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