電話線の多重化

ケーブルの共用

電話機と加入者線交換機は、加入者線でつながっています。 加入者線では、伝送ケーブル1本につき、電話回線が1本になります。

ということは、1本の伝送ケーブルを一対の利用者による1つの電話通話で話すということです。

加入者線交換機と中継交換機を結ぶ電話線を「中継線」と呼びます。 中継交換機同士を結び電話線も中継線と呼びます。 同時に複数の利用者が中継線でつながって通話をします。 したがって、同時に複数の電話回線が使用できます。

つまり、1本の伝送ケーブルを複数の電話回線が共用しているのです。

オフィス電話の画像01

このような、伝送ケーブルの共用を可能にする技術が、「多重化」です。

多重化は、伝送ケーブルを共用した電話回線が同時に通話信号を流したとしても、 混信や漏洩を起こさない技術です。

多重化では、1万回線以上の電話回線で伝送ケーブルを共用できます。


多重化の種類

オフィス電話の画像02

多重化の方式は、アナログ信号の伝送と、デジタル信号の伝送とで種類が異なります。 アナログ信号の伝送の場合は、周波数分割多重化(FDM)方式を用い、 デジタル信号の伝送の場合は、時分割多重化(TDM)方式を用います。

FDMは、電話通話ごとに電気信号の周波数帯域を変えて、 伝送ケーブルの共用を可能にします。

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TDMは、短い時間間隔で伝送ケーブルの使用を区切り、 その時間ごとに別々の電話通話の電気信号を伝送させることで、 伝送ケーブルの共用を可能にします。

伝送路の使用時間を区切るというのは、 電気信号を使用時間に対応した長さに区切って伝送させるという方式であり、 パケッ卜送信のようなものだと考えることができます。


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