伝達する「搬送波」の役割

搬送波

音声の周波数

人間の声の周波数は非常に低いです。 例えば、人間の声が作り出す音波は、最も低い20ヘルツ~最も高い20Kヘルツの範囲となります。

周波数の低い電波というものは、発信するのも受信するのも技術的に容易ではありませ ん。 私達が日常使っている電話では、音声(音波)を電気信号に変えてやりとりしていますが、 音声を電波として受発信す るラジ才放送や各種無線ではそのように簡単にはいかないのです。

音声を電波で伝送する場合は、音声(音波)をそのまま電気信号に変換し て、 そのまま電波として送受信することはしていません。 周波数の低い信号 を電波として受発信するときは、 「搬送波」と呼ばれる電波を使用します。

電波1

搬送波は、その言葉どおり信号を搬送する(=運ぶ)電波です。 情報を電気信号の波に乗せ、発信元から受信先まで搬送していきます。

『乗せる』というよりも"変換する"という方が適切かもしれません。

「搬送波」は非常に周波数の高い電波です。 伝送情報の電気信号は非常に周波 数の低い波です。 そこで、「搬送波」を「情報の電気信号」の波形に合わせて成型し て伝搬させます。

受信する際は、搬送波が表している波の形状を検出して、 そ の形状から元の信号の波形を割り出すことで解析します。

具体的な搬送波

電波2

「搬送波」には2通りの作り方があります。 1つは、ベースとなる信号の波形に合わせて、搬送波の周波数を変えるというも のです。

元の信号の波の振幅の大小に従って搬送波の周波数を高低します。 大きい振幅は周波数を高く小さい振幅は周波数を低くします。 もう1つは、搬送波の振幅を電気信号の波の形に合わせて大小に変化させ、 情報信号の波形を形作る方法です。

この場合、搬送波の振幅の上部と下部の両方に、ベースとなる信号の波 の形状が作り出されることになります。 上も下もまったく 同じ形状ですから、 受信側では上下どちらの形状からでも、元の波形を割り出すことができます。

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